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【Laravel5.7】Valetでサクッと環境を構築して公開するまで

こんにちは。
ニシザワです。

Laravel5.7でvaletを使ったアプリケーション公開までを書こうと思います。
公式は こちら
macのみの対応なのでwindowsの方は回れ右!w

Valetのインストール

homebrewが入っていることが前提ですので入っていない方はインストールしておいてください。
また、composerもインストールしておいてください。
今回は上記2つのインストール方法は省きます。
brew update
brew install php@7.2
composer global require laravel/valet
valet install
インストールできたら ping foobar.testのようにして以下のような反応が来たら問題ないです。
PING foobar.test (127.0.0.1): 56 data bytes
64 bytes from 127.0.0.1: icmp_seq=0 ttl=64 time=0.044 ms
64 bytes from 127.0.0.1: icmp_seq=1 ttl=64 time=0.067 ms
64 bytes from 127.0.0.1: icmp_seq=2 ttl=64 time=0.081 ms
64 bytes from 127.0.0.1: icmp_seq=3 ttl=64 time=0.092 ms

phpのインストールエラーメモ

php -vでバージョンを確かめようとしたら必要なライブラリが入っていなかったためか下記のようなエラーが出ました。
dyld: Library not loaded: /usr/local/opt/openldap/lib/libldap-2.4.2.dylib
  Referenced from: /usr/local/bin/php
  Reason: image not found
Abort trap: 6
dyld: Library not loaded: /usr/local/opt/libiconv/lib/libiconv.2.dylib
  Referenced from: /usr/local/bin/php
  Reason: Incompatible library version: php requires version 9.0.0 or later, but libiconv.2.dylib provides version 7.0.0
Abort trap: 6
なので、対象のライブラリをインストールします。
エラーが出てなかればここは不要です。
brew install openldap
brew install libiconv

Valetの設定

valetは初期設定でhoge.testと .testになっています。
なので .appとする場合は下記のように設定します。
valet domain app

データベースのインストール

mysqlをインストールしていきます。
brew install mysql@5.7
brew services start mysql@5.7
rootのパスワードは初期は空です。

ターミナルのパスを通す

~/.bash_profileに以下を追加します。
export PATH="/usr/local/opt/mysql@5.7/bin:$PATH"
export DYLD_LIBRARY_PATH="/usr/local/opt/mysql@5.7/:$DYLD_LIBRARY_PATH"
source ~/.bash_profileで設定読み込み。

mysqlのrootユーザーのパスワード変更

mysql -u rootでログインします。
mysql> use mysql
mysql> UPDATE user SET authentication_string=password('新規パスワード') WHERE user='root';
mysql> flush privileges;
セキュリティは大事にしましょう!

DB作成

DBを作成します。
mysql> create database laravel character set utf8mb4;
mysql> grant all on laravel.* to lara_user@'localhost' identified by "hoge";
mysql> flush privileges;

Laravelのインストール

Laravelをインストールしていきます。
composer global require "laravel/installer"
laravel new laravel
.envのDB情報を先程作成したDB情報に書き換えてください。
php artisan make:auth
php artisan migrate
エラーがでなければ問題ないです。

Valet起動

先程作成したlaravelプロジェクトのディレクトリに移ります。
valet link laravel
上記コマンドでアプリケーションのサイト登録が完了します。
試しに、http://laravel.appにアクセスしてみてください。
いつものように Laravelと表示されれば完了です。

SSLでの通信

valet secure laravel
とすることで、https://laravel.appにアクセスが可能です。
戻す場合は
valet unsecure laravel
で可能です。

サイトの公開

valet share
とすることで全世界に公開することが可能です。
出てきたURLにアクセスしてみましょう。
終了する場合は control + cです。 社内でサクッと共有する場合は便利ですね。
ただ、SSLに対応していないのでSSLでローカル開発している場合は上記の unsecureをしてからでないと公開しても繋がりません。
ここ改善してほしいですね〜。
サクッとアプリケーションを作るにはhomestead使うよりも簡単に環境構築できるので便利ですね。
共同開発ではなければこちらを使うのも一つの選択肢になりますね。
今回は以上です。
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