PHPカンファレンス沖縄2022 参加レポート
みなさんこんにちは、さわちゃんです。
突然ですがみなさん、飲み会の後の締めは何を食べますか?
沖縄ではステーキを食べるのが文化みたいです。
さて、先日PHPカンファレンス沖縄2022に現地参加しましたので、今日は沖縄の締めのステーキの文化は本当に実在するのか検証してみましたそのレビューです。
前夜祭
カンファレンスの前日は前夜祭(非公式)に参加し、いろいろなエンジニアの方と交流を深めることができました。
もちろん締めはステーキ。
参加されたみなさんもちゃんとステーキを食べておられました。
当日の会場の様子
沖縄はそこまで高層ビルがないのですが、会場はビルの8階にあり景色がとてもよかったです。
発表は事前収録だったので、みなさん結構リラックスして聞いていました。
登壇者の方が全員現地参加というわけではないので、基本的にやりとりはDiscordで行われます。
発表ごとにたくさんコメントがつくなどとてもにぎやかな雰囲気で、現地にいなくても楽しめるような体制になっていました。
トークの時間に余裕のある方はリアルタイムで質疑応答の時間が設けられるなど、オフラインとオンラインがいい感じに融合する仕組みがあってすごいな〜と思いました。
質疑応答は技術的な質問よりも沖縄どう?みたいなものが多かったのですが、みなさん締めのステーキについて熱く語っていたのが印象的です。
結構長丁場で次々にトークが流れていくので、後半は正直かなり疲れてしまっていましたが、オフラインだと半強制的に発表を聞くことになるのでこれはこれでいいこと(?)なのでしょうか。
ちなみに今回弊社からはCTOの中榮と私の2名が参加しました。
印象に残った発表内容
みなさんとても面白い発表をされていたのですが、発表数が多いので今回は特に印象に残った発表についていくつかご紹介します。
「僕がIlluminateを読む理由」(ふわせぐ様)
一言で言えば、「みなさん、ちゃんとソースコードリーディングしてますか?」という内容でした。
この発表では、具体例としてEloquent Modelのwith()に渡されるクロージャの$queryの型は何なのか?というテーマを提示し、それを突き止めるためにLaravelのソースコードを読み解いていくという展開です。
個人的にもよく理解できていない部分がコードにある場合、ソースコードを遡っていって調べるということは意識的にはしているつもりだったのですが、まだまだ足りていないなぁと痛感しました。
普段よく使っているLaravelの中身をもっと深くまで理解することが熟練エンジニアへとなるための第一歩かなと思うのでこれからはもっと積極的にコードを読み解いていきたいと思いました。
スライド
https://speakerdeck.com/fuwasegu/php-conference-okinawa-2022
「今あらためて考える ~ PHPに型定義をする理由 ~」(いさな様)
PHPはバージョンアップにつれどんどん型の表現力が上がってきていますが、そもそも何のために型定義をするんだっけ?という命題へのアンサーについての発表でした。
PHP自体は動的型付け言語ですが、やっぱり静的解析したいよねというところから始まり、エディタのサポートについてやメンテナンス性についてなどをとても分かりやすく説明されていらっしゃいました。
なんとなく型は大事だな〜不具合発見に役立つな〜コードの補完が効いて書きやすいな〜くらいにしか思っていなかったので、あらためてそのあたりの理解が深まりとても印象に残っています。
スライド
https://speakerdeck.com/isanasan/why-use-type-hint-and-static-analyse-at-php
「Gather x Code With Me x ペアプロのお誘いで最高です」(キュアセブン様)
チームでの開発をより効率よく進めたり、個々人のスキルアップを目指したりするためにペアプロを行っている会社様の発表でした。
個人的にペアプロは気になっているアプローチで、私自身も実際に何回かやってみたことがあるのですが、いろんな方のコードの書き方や自分が使っていないショートカットの発見などができたり、どういう思考で書いているのかを説明してもらえたりなどプラスになることがたくさんある印象です。
この方の発表では、Gatherというサービスを使ってよりコミュニケーションを円滑にするなど様々な工夫をして円滑にペアプロを行えるような体制になっているとお話されていて、弊社でも機会があれば一回取り入れてみるのも面白そうなのではと思いました。
スライド
https://speakerdeck.com/cureseven/gather-x-code-with-me-x-peapuronooyou-i-dezui-gao-desu
さわちゃんの発表内容
以前の記事でGoogle2FAを使った二要素認証について書いたのですが、今回も二要素認証についてその導入部分についてを発表しました。
こういった技術カンファレンスに登壇するのは今回が初めてでかなり緊張しました・・・。
以前の記事はこちら。
https://nextat.co.jp/staff/archives/280
スライドの内容はこちら。 (なんかPDF化したら一部デザインが壊れてしまいました・・・)
https://speakerdeck.com/sawada/laraveldeer-yao-su-ren-zheng-wosakututoshi-zhuang-sitemita-phpkanhuarensuchong-nawa-2022
発表の反省点
LT枠ということで5分間の発表でしたので、内容をどうまとめるか、どこに時間を割くかなどに結構苦戦しました。
スライドの内容としてはわりと分かりやすく作れたのかな?と思っていますが、全体的にさらっと流す形になってしまったり、特に面白い発見について話せなかったりなどが反省点です。
スライドの作り方はだいぶコツを掴めてきたので、あとは話し方だったり(もっとテキパキ喋りたい)、そもそものテーマをもっとみんなの興味を引くものにしたりなど、よりみなさんの記憶に残る発表になるよう改善し、また機会があればぜひ技術カンファレンスに参加したいな〜と思っています。
感想
沖縄の締めのステーキはラーメンよりも次の日に残りにくい印象でした。
またあの匂いは酔っ払っている人間をそそるものでした。
名古屋に帰った後も締めはステーキにしようと固く誓った沖縄遠征でした。
PHPに関連することであれば何でも、という感じのテーマ募集だったので、みなさんの発表は非常に幅広い分野に渡っていて、新しい世界をたくさん見つけることができました。
ですが私自身のレベルがまだ駆け出しということもあり、正直なところ発表内容がなかなかピンとこないことも多々あったのでもっと精進が必要ですね。
次は発表を理解するだけではなく、たくさん質問できるようになるくらい鍛えていくしかないですね・・・!
また、これは登壇される方はみんな感じることかもですが、やっぱり人に発表するとなるとちゃんとその内容を調べる必要があるので、発表をきっかけにしてその分野の知識を深めることができていいな〜と思いました。
私個人の問題として、なかなか業務以外での勉強のモチベーションが上がらないことがあるので、こういった登壇をきっかけに興味のある分野を勉強してみるのも楽しそうですね。
今後もこういった機会があれば積極的に活用していきたいと思います!
P.S.
カンファレンスの翌日は渡嘉敷島に1人で渡り、夏を満喫してきました。
現地に参加するとその土地ならではの体験ができるのでそれもまた醍醐味ですね〜。
みなさんもぜひ沖縄での技術カンファレンスがあれば登壇してみてはいかがでしょうか?
締めのステーキは忘れずに・・・
ではまた!