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NextatでのAI活用状況
1. はじめに
こんにちは、Hです。
NextatではAIを活用し、「全社員の標準スキル」とするための積極的な施策を展開しています。
本記事はAI活用ブログ記事シリーズの第一弾として、Nextatが現在取り組んでいる具体的なAI活用状況と、その推進体制についてご紹介します。
2. NextatのAI活用状況
Nextatでは業務内容に応じて最適なAIを使い分けています。
(1) Gemini利用展開
施策:GoogleのAIサービス「Gemini」の利用を展開しています
目的:情報収集、文章作成、アイデア発想、簡単なデータ分析など、日常的な業務における生産性向上を目指します
(2) 開発特化型AIの活用
施策:一部のプロジェクトで、開発業務に特化したAIツールを導入しています
具体的なツール:
- Codex CLI:コマンドラインインターフェース(CLI)ベースでの開発作業の効率化
- GitHub Copilot:コードの自動補完や提案機能により、コーディング時間を短縮
3. AIツールの選定基準
AIを利用する上で、最も考慮すべき点は情報漏洩予防です。Nextatで展開するAIツールは、一般的なコンシューマー向けサービスではなく、法人利用に特化したエンタープライズグレードのセキュリティ基準を満たしたものに限定しています。
AIツールの利用ルールを設け、社員が安心してAIを利用できる環境を整備しています。
Gemini for Google Workspaceの採用:
- Google Workspace版のGeminiは、利用データがAIの学習に利用されないことが保証されています。これにより、機密情報が外部に漏れたり、学習データとして再利用されたりするリスクを軽減しています
- プロジェクトごとにGitHub CopilotやCodex CLIが利用できるか判断
- 開発特化型AIツールにおいても、社内コードが第三者に流出しないよう、利用設定やアクセス権限を厳格に管理
4. 勉強会の実施
Nextatでは、AIを最大限に活用するための勉強会も同時に行っています。
実施内容: 週に一度、AI社内勉強会を開催
目的:
- ナレッジの非属人化: 各社員が見つけたAIの「良い使い方」「効果的なプロンプトの設計手法」「業務効率が劇的に上がった具体的な事例」といったグッドプラクティスの共有
- リテラシーの平準化: 組織全体でAIリテラシーを高め、活用レベルの底上げ
- 応用力の強化: 共有された事例を参考に、社員一人ひとりが自身の業務への応用を考え、実践するサイクルを生む
5. 今後のAI活用予定
今後もより高い効果を目指し、新しいAIツールの検証および研究を継続的に行っています。
他AIツールの実験的導入と比較: コーディング能力に強みを持つAnthropic社の「Claude Code」を実験的に導入予定
新しい開発手法の研究: 今までのやり方にとらわれず、要件定義・設計からテストケース作成までよりAIを有効活用できる開発手法の研究
6. まとめ
Nextatは、AIを活用するためのさまざまな施策を実行しています。
「Gemini」による日常業務の効率化、「Copilot/Codex CLI」による開発速度の向上、そして「勉強会」によるナレッジ共有。これらの取り組みを通じて、より高品質で生産性の高い開発を実現していきます。
7. 参考リンク
- Gemini https://gemini.google/jp/about/?hl=ja
- Codex CLI https://developers.openai.com/codex/cli/
- Guthub Copilot https://github.com/features/copilot
- Claude Code https://docs.claude.com/ja/docs/claude-code/overview